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『WOPL #4』

ばーちゃる著



「よし、到着っと」

アラマキアから走って1分もかけずに東の方の森にやってきた。
当然のように、森は3分の1が消えている。以前白坂に見せてもらった写真とは大きく差がある。
明日にはマップがリセットされるかもしれないが、それまでは見通しの良さを有効活用させてもらおう。

今回は、他の弾がどんな能力を持つのか、それを調べる為にやってきた意味もある。
弾を何個か使用してみて、今後使えそうなら積極的にルーレットで狙う事も視野に入れている。

「善は急げ、早速ルーレットスタート!」

森は殆どがレーザーによって失われた為に見通しは良いが、幸い今はプレイヤーは見当たらなかった。
丁度いいので、ガンガンぶっ放してしまおう。

「今!」

適当に100になった前後でルーレットを止める。
止まった数字は、21。
強いのかはわからないが、適当にモンスターに撃てばわかるだろう。

「こんな所に丁度良い。エンカウントだ」

モンスター(的)を探して周りを見回すと、ブルースライムという雑魚敵が視界に入る。
こちらに気付いていないようなので、照準をゆっくり定める。
途中で気付かれそうになったが、次の瞬間には引き金を引いていた。

「発射ァ!」

今度は破壊兵器じゃありませんように、と祈りつつ弾を撃つと、薄く緑がかったレーザーがスライムを包む。
レーザーを喰らったスライムは、一向に倒れる気配は無く、全く何事も無かったようにプルプルしている。プルプルはデフォルトか。

「色やダメージを受けていないスライム、この事から察するに…もしや回復系?」

早速ダイス・レールガンの説明から、弾丸項目を開く。
思った通り、21の項目から[???]がとれて、[最下級治癒レーザー]と記されている。

「回復かよ…自分に撃つ用だな」

これを使えば擬似的なヒーラーにもなれるだろう。

「おっと、気付いたか」

UIから説明を見ている内に、ブルースライムはこちらに気付いていた。
攻撃を受けたらひとたまりも無いので、すぐにルーレットを回す。
次に選ばれた数字は、2。

「強いのか知らんが取り敢えず喰らえ!」

しっかり照準を合わせ、思い切って弾を撃つ。

撃ち出された弾は、細いレーザーとして、ブルースライムの中心部を撃ち抜く。
俺が確かな手応えを感じた通り、スライムはHPがゼロになって灰色の四角いポリゴンに変わっていった。
この演出は、恐らく全年齢対象になるように配慮されたものだろう。
確かに、討伐したモンスターが血塗れで倒れるとか、グロが苦手な人には忌避感があるからな。

「経験値はしょっぱいな〜。ま、仕方無いか」

ブルースライムを倒したら、また次のモンスターを探す。

少し歩くとゴブリンが数体見えてきたので、またルーレットを回す。
ゴブリンは4体…囲まれないよう気をつけるべきだな。

ゴブリンに気付かれないように気を付けつつ、ルーレットを止める。
今度は13で止まった。

そこで思いついたが、これ、数字が決まってから撃つ前の間にも弾の性能を見れるのでは?と考え付いたのだ。

早速UIを引っ張り出してダイス・レールガンの説明に飛ぶ。
弾丸項目から13を探すと、[低級状態異常弾 三]と書かれた項目が見つかる。

「どうやらスリープの状態異常を与えるみたいだな…」

単体にしか効かないのか、それとも煙幕として出るのか、どんな風に相手を眠らせるのかわからないが、撃てばわかる事だ。

「ということで、おやすみゴブリン」

1番近い位置に居たゴブリンに銃口を向けて引き金を引く。
すると、円柱形の弾が撃ち出され、ゴブリンに命中する。
ゴブリンは少しよろけるが、体制を立て直す前に円柱形の弾が白い煙を出し始める。
すぐさま円柱形の弾の近くに居たゴブリンが眠った事から、あの煙がスリープの状態異常を与える物なのだろう。

「煙系バフデバフと状態異常は複数に効くんだったか…都合が良い。すぐに次だ」

4体とも眠ったのを見計らい、すぐにルーレット起動。リキャスト中だったからやたら多くMPが吸われたが、特に問題は無いだろう。
止まった数字は3。名前は[中級レーザー]、2の上位互換のようだ。

「4体まとめて消し飛べ」

撃ち漏れが無いようにゴブリン全員にレーザーが当たる位置に移動して、レーザーを撃つ。
眠っていたゴブリンは、最後まで起きる事無く灰色のポリゴンに変わった。

「13番、強力だ…効かない敵がいると仮定しても、なかなか強いな」

圧倒的ステルスキル達成にニヤついていると、後ろから草を踏み分ける音が聞こえる。どうやら大きな道のようになってしまった部分ではなく、そのすぐそばの残っている森の部分から音が聞こえるようだ。

「念のため、ルーレットを回しておくか」

ルーレットが回り始める。
それと同時に、音を出した張本人が現れる。

どうやら、草むらにいたのはファーラビット、群れで行動するモンスターだ。
ドロップで高く売れる毛皮が手に入るんだっけ。

「丁度良い、毛皮寄越せ!」

こちとら金が大好きでな。
ルーレットが止まった数字は91。
だが、性能確認なんてしてる暇は無く、目の前のウサギはこちらに飛び掛かって来ている。

「うおお!取り敢えず吹っ飛べ!」

焦ってロクに照準も合わせずに撃つが、見事にウサギに命中させる事が出来た。

「…その後ろもぶち抜いちゃったけど」

灰色のポリゴンになったウサギの後ろには大きな道のようになった焼け跡が。
これ、10を引いた時より広範囲に効果があるな?遠くの山に穴が開いている。
しかも遠くの方にたくさん灰色のポリゴンが見える…

やばい、今度こそスローター大量殺戮判定になってしまうのでは?
そうなると、とても強いお仕置きモンスターが出現する事になる。
知っている限りでは、この辺りには『隠密術・ウォード』、『双頭エント』が出現すると記憶しているが…


しかし、お仕置きは、時間をくれないようだ。

ゆっくりと、俺の数メートル先に紫の雷を纏った魔法陣がゆっくり展開される。
厳かに、見る者に恐怖を与えるような漆黒の魔法陣は、何を、出現させようとしているのか。

「ウォードか?エントか?正直魔法防御力0のウォードがいいな」


そして、ウォードでも、エントでも無いお仕置きモンスターは、俺の前の焼け跡の道に音も無く舞い降りた。

「お前は…!なぜ、ここに…!」


「『瞬撃のフラッシュ』…!」

俺に差し向けられたお仕置き執行人殺し屋は、全お仕置きモンスターの中で最速、そして異常な攻撃力を持つモンスターだった…

小説のコメントコメント
この作品の著作権は、作者である ばーちゃる さんに帰属します。無断転載等を禁じます。

因縁の相手っす
今作通して主人公の討伐目標となります(予定)

(9/14)リアル忙しいんで投稿遅れますsssssssss…
2020/09/08 22:00 ばーちゃる



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