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『WOPL #2』

ばーちゃる著



さて突然だが、俺のこのゲームに関する知識は友人とネット由来のものだ。
そして、その中には当然ファンタジー世界では目立つ「銃」の形をしたユニークに関する話もあるわけで。
しかしながら、全く持って普通の銃と性能が違っているユニークについては、ほとんど情報が無かった。いやまぁ、一部プレイヤーが生産職として作った物の中には、ある程度追加効果を持っている物もあるけれど、そこはどうでもいい。

話を戻すが、俺が手に入れたダイスレールガン、あれは特殊すぎる。
反応力が必須のルーレット式か、完全ランダムで弾が選ばれるダイス式か。
どちらかの方法で1〜100の中から一つ数字が決められるようだが、その際に消費されるMPは最低20。説明文にあった通りなら、とても強い弾を何回も当てられるとすればなかなかお得だ。
リキャスト、というよりリロードに2分かかってしまうのは十分納得できるレベルだ。

「試さない手は無いぜ…」

森に入って、早速ルーレット式を起動。
弾倉と思われる部分に付いたボタン押すとルーレットが回りだす。
ルーレットが回っているのを見つつ、モンスターを探す。
と、見回していると、少し離れた場所にゴブリンがいるのが見えた。

「よし、いいの来い!」

適当に2桁であろう数字で止めると、奇跡的に10ぴったりでルーレットが止まる。

「いきなり10、ぴったりでいいな」

おそらくこのダイスレールガン、数字が大きい程高い威力の弾になるはず。
10は小さい部類だろうが、最初としては十分だろう。
実際に弾が放たれるのは引き金を引いた瞬間であって弾が決まった瞬間では無いようなので、ゆっくり狙いを定める。

最初から搭載されていた照準機…確かドットサイトとか言うんだっけ。

「よし、発射!」

掛け声と共に引き金を引いた瞬間…







ーーーー






「あー…どうしよう」

ホント、なんでこうなった。

引き金を引いて、次の瞬間には超極太レーザーが放射されて、それが終わると消し炭になった森。

マジでなんでこうなった。






ーーーー

〜リナクリア〜

リナクリアとは、順当に道を進めば3番目に解放される街で、多くのダンジョンが混在している、まさにダンジョン潜りプレイヤーの為の街だ。
そして必然的に多くのプレイヤーと共に情報が集まる地だ。
そこに「初心者エリアの森 一部焼失」という話題が辿り着かない筈が無く…

「オイ知ってるか?東の方の森が焼き払われたってよ」

「ウッソだろあの森燃えるの!?」

会話をしているのは中級プレイヤー。
彼等にとっては、今まで東の方の森(固有名称)が初心者プレイヤーにより焼かれるような事は無く、いくつも先の街まで進んだプレイヤーでなくてはそんな事不可能であった。
しかし、今現在発見されている焼け跡以外に何者かが居た痕跡はなく、それをしたのが初心者プレイヤーだとは誰も思っていない。

「あのさ、東の方の森が…」

「掲示板でもあの話題が…」

「時期的に初心者の…」

一気に広がった噂、止まらない情報の拡散。
夏休みに入った事により、初心者プレイヤーが増加しているため特殊なユニークが出現した可能性もあるだろう、いいやきっと新レイドモンスターの予告で、などと様々な説が飛び交った街だが、昼頃には大抵のプレイヤーが昼食の為に説を考えつつログアウトした。

ーーーー


「なんだあれ…」

街に戻ると10人程のプレイヤーが、『東の方の森焼失理由の説求む』というプラカードを掲げている。情報伝達早いな、てかなんでプラカードなんてあんだよ。


さっきの極太ビームハイパー誤射により、一度に直線上のレーザーを喰らったモンスターが大体60匹は倒せた。幸いプレイヤーは射線上にいなかったらしく、PKプレイヤーキル判定にならなかった事は、とにかく運が良かった。

「なぁそこの君、何か情報無いか?」

プラカードどうやって手に入れたんだ、と眺めていると、横から違うグループのプラカード持ちが話し掛けてくる。

「あ、知らないっス」

「そうか、何か聞いたら提供頼む。一応フレンド申請しておくな」

「どうも」

フレンド申請を速攻で受理、フレンド欄に『神羅万乗』というプレイヤーネームが追加される。いや名前に癖が。

「君は桜鞍って言うんだな、ではまた」

「ま、またどうも」

なんとなくでフレンドになったが、割と有名で強いプレイヤーなのでは?現にファンクラブみたいな女性キャラのプレイヤー達が神羅万乗の周りに集まっているし。


そのあと、ダイス・レールガンの説明文を見ると『弾丸項目』というものが追加されていた。
早速確認する。

ーーーーーー

弾丸項目


9:???
10:[超高熱圧縮レーザー]火属性の極大レーザーを放射する弾。
11:???


ーーーーーー

こんなものが他にも…
全力でルーレットの目押しを極めようと決意したら、セーブポイント兼回復所である宿屋にてログアウトしたのだった。

小説のコメントコメント
この作品の著作権は、作者である ばーちゃる さんに帰属します。無断転載等を禁じます。

ルーレットの目押しと完全LUC任せのダイス、高機動(引き金を引く速さも速い)純魔ならどちらが良いか、簡単ですね。
主人公はLUCに頼らず確実に高威力をぶち込む回避・火力主義です。
使うキャラが純魔だろうと純物理だろうと両刀だろうと「速さ上げて攻撃すれば勝てるべ」というビルドにするので必然AGIが上がり…
結果、めちゃくちゃルーレット目押しと相性が良くなるわけですがそれはいくつか先の話にて本編に出します、はい。

↑ちょっと経ってから見ると、イキって喋り捲るインキャ感すごいですね。
今後気を付けます
2020/09/01 21:56 ばーちゃる



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