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『死の砂時計』

雪羽 優音著



1日目

人には、生まれてから死ぬまで時間が決められている。
それは、、砂時計のように塞がれた場所で落ち切るのを待つ。

私の場合。
その砂時計は、もうほとんど落ち切っている。
だって、、、私は。

赤の他人の子供を助けようと、突っ込むトラックに私は、身を投げているのだから、、、

鋭くきつく、とても痛々しい音が周囲に響いた。
そこで、私は意識を失った。

私は、白い世界に飛ばされた。
そして、私の前に肌白く、イケメンな男がいた。
「え、えっと。私は死んだんですか?」
単刀直入にその人に聞いた。
すると、驚いたように彼は
「まさか、そんな冷静にドストレートに聞いてくる人は貴方が初めてですよ。」
驚いた顔をして冷静に話し出した。
彼の言う話を簡潔にまとめると

ここは、死と生を決める場所。であり、私は今は仮死状態である。
ということまた、いくつかの事をなせれば現世に生き返ることが可能らしいが、タイムリミットを過ぎると仮死状態から完璧の死後状態に入るらしい。

正直私は、現世に戻らなくても良い。そう思ってしまった。
だって、どうせ社畜人生だったし[ゴニョゴニョ
ということで、私は彼神様(仮)にこう告げた。

「私、現世に戻る気もないですし、もうこの仮死状態を満喫します。」
その言葉にまた彼は、驚いている。

「本当に良いのですか?だって、もし死んでしまったらドラ〇エモンだって、クレ〇シンチャンだって見れなくなるんですよ!」
そんなことを本気で言っている彼を少し微笑ましく思った。
「あのね、神様(仮)さん。私が現世に戻ったところであのアニメが見れるという確証は無いんだから...」
そういうと彼は、寂しそうな顔をして
「そうですね。わかりました。この世界の滞在期限は49日です。地球の49日と共に判定が決まります。それまでは、この宿にお泊り下さい。」
彼は、私に地図と鍵を渡してきた。
「では、残り少ないお時間をどうぞ悔いなく。」
そう言って彼は消えていった。

私は、背伸びをして手をグーンと空に伸ばして歩き始めた。
まずは、ここ以外の景色が知りたいと思うようになった。

適当にさ迷っていると、男の人が私に話しかけてきた。
「おい、嬢ちゃん。こんなところでふらついてると黄泉の国に誘われちまうよ」
そこには、半分透けている大きなまだ30前半の人がいた。

私は、気になって彼を呼び止めた。
「あの、すいません。お時間よろしいですか?」
すると、さっきの男が止まって私に耳を傾けた。
「なんだい?」
見た目は、無愛想そうだったが話していくうちにとても優しい人だと気が付いた。

その後、30分程話した。
内容をまたまとめると彼は、ジェインという名前でアメリカの中心部に住んでいたらしい。そして、交通事故で死んだようだ
ジェインには、家族がいて家族に元気でなって言うために今転生できるように頑張っているらしい。
たとへ、会えなくても頑張るのにこしたことは無いだろう?

そう、彼は前向きに話してい居た。
「だから、お嬢ちゃんも前向きに頑張れ!俺はあと、2日でこの世界から消えるけど、お嬢ちゃんにはまだまだ時間があるからな。」

そう言って、去って行ってしまった。
私は、涙が自然と零れ落ちていく。
私にも、いた。大切な人が...
その人に会いたいけど会えない。それは、とても苦しいことなのだ。そう、死んだ目線からでもそれは共通していた。

「会いたいよ。蓮治...」
突然零れ落ちた涙はなかなか止まらない。

夜。
私は、神様(仮)に貰った地図を見ながら宿に進んだ。
自分の涙で地図が少し滲んでいる。

ゆっくりと足を動かす。
宿には、明るい光が灯してあった。
地球の居酒屋を思い出させてくれる。
私は、そっと店に入る。そこには、若い奥さんらしき人と頼りがいのありそうな旦那が笑顔で私を迎えてくれた。
「おぉ。お客さんやね!いらっしゃい!」
すると、お客さんが一斉に私のほうを向く。
突然みられるので少しだけビビった。
「え、、えっと。こんばんは?」
そう一言お客さんに向けて話すと、いきなり皆が泣きだした。
「え、、えぇぇ。」
困惑していると、旦那のほうが
「おう、おう。お前ら脆すぎだろ。客さん困るよ。」
すると、、そんな客たちを無視して奥さんは、
「おいで、譲さん。こんなむさくるしい場所にいたらうるさくて話もできない。」
呆れたようにしながら私を部屋に連れて行ってくれる。
そして、歩くこと数分店の騒ぎも聞こえなほど静かになった。
そして、奥さんは一つのドアの前に立ち止まる。そこには、104と書いてある。お城とは違くて一面が木材に包まれている。
部屋に入ると、とてもシンプルで机と椅子、柔らかそうなベッドに古い本棚が本棚には少ないけれど本が何冊ある。
どれも、私が読んでいた本だった。

部屋に入ると、奥さんは真剣な眼差しで私にこれからの事を聞いてきた。
「ねぇ、名前は?あんた、これからどうすんの?まだ、20歳前半でしょ。生き返るの?それともこの世界に残るの?それとも、黄泉へ行く?」
私は、少しおどおどしながら答えた。
「私は、、、、この49日間を過ごして一生さよならしようかと思います。」
その答えに奥さんが爆笑した。
「ほー、面白いことを考えるねぇ。」
その笑い声で先程までの重苦しい空気は飛んで行った。
「49日なんてあっという間なのにねぇ、、まぁ、そうなるなら良いわ。でも、私はこういう健気な子がこの世界にいてくれればいいのにねぇ。」
その、「この世界」という単語を私は聞き逃さなかった。
「あの、この世界に残るとはどういう意味ですか?」
すると、驚いた顔をして話し始めた。
「あんた、聞いてないのかい?というか、ここの地図誰からもらったんだい?普段はあんまり来客が少ないのに...」
謎が深まるように沢山の疑問が私を襲ってきた。
「え、えっと。どういうことですか?」
最初からこの人に聞けばよかったんだ。ようやく答えが出た。
「だからぁ。この地図誰からもらったんだい?普通ならもう1個上のレングスという宿の地図を持たすのにねぇ...あんた、前世でどんな死に方をしたんだよ。」
私は、ここまでの事を出来るだけ詳しく簡潔に話した。
神様(仮)にあったこと、前世の死に方、願い、これからの事。


奥さんは、私の重く切ない思いをしっかりと包み込んでくれた。
その優しさが今までの溜め込んできた思いを爆発させて、涙が溢れ出る。20年間生きてきて彼氏にも見せたことない涙を見ず知らずの人の前で泣くとは思いもしなかった。
その夜は、いつの間にか寝ていた。

次回へ続く 

小説のコメントコメント
この作品の著作権は、作者である 雪羽 優音 さんに帰属します。無断転載等を禁じます。

疲れた。。すいません!一時休憩
必ず投稿するので少しお待ちください。
2018/12/22 21:23 雪羽 優音



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