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SF/ホラー/ミステリー

『コトバ遊び』

睦月著




ふと見た彼女の顔が寂しげだった。

「また来てよね。…無理強いはしないわ」
彼女の透き通った声。
プラットホームに電車が入ってくる。
僕は隣りで車椅子に乗る彼女をちらりと見た。

「手紙を渡すわ…早々にぐしゃりとポケットに入れてしまわないよう、手を込みに込ませたものよ」
「それは僕が期待してイイもの?」
「…どうだか」
彼女はふいと顔を背ける。
彼女は自力で歩けない。
彼女を一緒に向こうへ連れて行くことはできない。
ここへ置いていくしかない。
「ああ…お別れだ」

電車の扉が開く。
「しばしの別れよ」
そういえば、彼女は花が好きだった。
彼女のおかげで大体の花言葉を僕は覚えている。
「大丈夫、自分の都は忘れないさ」
彼女は微かに笑った。




車窓からのどかな風景が流れ去っていく。

短い文面だった。
彼女の筆跡の、柔らかい鉛筆文字。


『”私はミテル”(あなたの行く末を)
 
 身を起こしなさいよ(仏の顔も三度まで)
(あなたは夏休みの宿題を最終日にまとめてやる派よね)

 相思、伝えて(ここはあなたの留学先じゃないわ)

(じゃあ、またいつか)
(いつか戻って来てよ)
(この手紙の返事を私に聞かせて)』

「なぞなぞではないんだな…」
しかし、口元が緩むのが自分でもわかった。

「勿論、僕もさ」









小説のコメントコメント
この作品の著作権は、作者である 睦月 さんに帰属します。無断転載等を禁じます。

分かりにくければすみません。ホラーでも何でもないですが。某フリゲに個人的に感動して出来た産物です…。突発的に書いたので情景描写がったがたですが悪しからず。そのうちまた書き直したいな(笑)
2015/07/06 02:33 睦月



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