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現代小説/歴史小説

『宇宙人ジョーンズ』

星烏著



「しかし…」と彼は、辺りを見渡しながら、思わず声に出して呟いた。
「この星の人間たちは勤勉だ!」
いま、彼はヘルメットを被り、作業員の一人に身をやつして、都心のビルの工事現場で働いている。
暑いの寒いのと言いながら、地球人は怠けることなく働く。
休憩時間はランチタイムを除けば、午前十時と午後三時に、たったの十五分間だけだ。
その僅かな時間に一服すると、彼等はまたキッチリと仕事に戻る。
他の星の住人から見れば、呆れるほどに、彼等は実によく働く。
しかも、他人に対して親切だ。
この星に初めて降り立ったとき、最初に会った人類を真似たため、ジョーンズと名乗り、変な日本語を話す私を、彼等は仲間として受け入れてくれた。
それどころか「遥々アメリカから出稼ぎに来るなんて、オッサンも大変だなあ」などと、訳のわからないことを言って同情してくれる。
そして休憩時間になると、ポンと肩を叩いて飲み物をくれる。
これが…実に美味い!缶コーヒーという物だそうだが。
地球人は、これをまるで主食でもあるかのように、折に触れては飲む。
朝バージョンや夜バージョン、苦いのや甘いのや、様々なテイストの物があるらしい。
これは、故郷の星に帰るとき、ぜひ土産に買って行きたい。
帰るといえば…一番困っているのは、そのことだ。
できれば、彼等と別れたくない!私は宇宙の片隅の、この小さな星が好きになってしまったらしい。
でも…私の任務も、まもなく終了する。
後任は、私よりずっと若いヤツで、なんでも今度はアカバネという町に潜入するらしい…

小説のコメントコメント
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2019/04/17 11:23 星烏



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