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ファンタジー/童話

『妖精物語 冬の妖精達』

清ピン著




とある町にベルとアイと言う兄妹が住んでいました。どこにでもいる仲の良い兄妹ですが、一つだけみんなと違う所があります。この兄妹は、季節の妖精達を見張る役目を持っている事でした。今年の冬は、とても寒く雪が多い事が人々の悩みでした。
ベルとアイ兄妹はまずは雪の妖精さんを呼ぶことにしました。
「雪の妖精さーーーん」
アイは叫びました!すると
「僕を呼んだかい!僕は雪の妖精ノースだよ!」
「妖精さん、この雪どうにかならないの?」
ベルとアイ兄妹は聞きましたが、
「大長老さんに聞いてよ?」
と雪の妖精ノースは言います。
仕方なく二人は、大長老さんを呼び出しました。
「大長老さーーん」
「なんじゃい💢😠💢」
大長老さんは怒り狂ってました。
ベルとアイの兄弟は何でおこっているのか?
わかりません。仕方ないので大長老さんに聞きました
すると、ある町人が突然「迷いの森」に入り込み樹を切りまくり森を荒らしたそうです。「迷いの森」は妖精達の聖域です。それを荒らした人間が許せないと大長老は怒っているのですが、ベルとアイにはどうして良いかわかりません。すると呼んでいないのに春の妖精チロルが来ました。
「ベルちゃん、アイちゃんその人を探して謝ってもらえないかな?」
「僕達が謝ったのでは駄目?」
「うーーん駄目だよ。その人に謝って貰わないと」
「わかった。どうにかしてみる」
こうして大長老とチロルは帰って行きました。
ベルとアイの兄妹はまずは森がどうなっているのか?見に行きました。するとどうでしょう。
森が大変な事になっていました!森の入り口部分の樹が見るも無残に切られていました。
慌てた2人はお父さんとお母さんに相談する事にしました。するとお父さんは、
「きっとあの人に間違いない」
「お父さん知っているの?」
お父さんが言うには最近南の島から引っ越して来た人がいて、南国育ちの人だから焚き木にする為に森の樹を伐採したのだろうと言う事でした。
ベルとアイの兄妹は春の妖精チロルの言葉をお父さんとお母さんに伝えました、するとお父さんは、
「それは、大変な事だ!」
と言い、難しそうな顔をしました。何せ相手は
この町の事を知らない人で、本当に森の樹を伐採したのかもわからないから「知らない」と言われれば手のうちようがないからです!ベルとアイの兄妹も悩みました。どれほどの時間がたったでしょうか?
お父さんがこう切り出しました。
「とりあえず、あの人に聞いて来よう」と
ベルとアイの兄妹はうなずき、お父さんと一緒にその人の所に行く事にしました。その人の家は町外れにあり、「迷いの森」の近くにありました。その人は薪割りをしていました。
「あのう、ちょっといいですか?」
「なんだね?」
お父さんとベルとアイ兄妹は「迷いの森」の樹の事を
聞いてみると、たしかにその人が焚き木変りにする為に樹を伐採したと言う事だった。
「ねぇ。おじさん、森に行って謝って欲しいの」
とベルが言いますが、その人は
「馬鹿こくでねぇ!何で謝るだ」
と言う返事です。何度も何度も頼みますが、聞いてくれません。お父さんとベルとアイ兄妹は仕方なく、その人と別れて一旦家に帰りました。
困り果てた二人は、とりあえず春の妖精チロルを呼び相談する事にします。勿論樹を伐採した人の事
その人は謝る気が無いことをチロルに言いました。
「ねぇ!チロルどうすれば良い?」
その時、大長老さんがどこからともなくやって来てこう二人に伝えました。
「のぅ。では、その人に来週の頭に大雪を降らせて家から出られないようにしてやると言ってやれ」
「それで謝れないなら、謝らんで良いでも後悔しても知らないぞとも、言ってやれ」
「うん!わかった!」
ベルとアイ兄妹は大長老さんの言葉を胸に、もう一度
その人の所に行き、大長老さんの言葉を伝えました。
すると
「大雪を降らせるだと、降らせれるもんなら降らせてみれ」と聞く耳を持ちません。仕方なく二人は諦めて家に帰りました。
「ねぇ!ベル兄ちゃんどうする?」
今のベルにはどうする事も出来ませんし例え大長老さんを呼び出してベルとアイが謝っても許して貰えないのは明らかです。そして2人は不安な時間がを過ごしました。そして、大長老さんとの約束の日が来たのです。ベルとアイは不安がありました。大長老さんの言葉通りだと、二人は家から出られないようになります!ところが、二人の目には窓越しに町の姿が見えました。二人は喜びましたが、喜ぶ二人の前に、春の妖精チロルが出て来ました。
「ベルちゃん、アイちゃんその人の家に行ってみて」
とだけ言い残し去って行きました。
二人は気になって、お父さんと一緒にその人の家に行って見ました。するとどうでしょう!その人の家は雪で屋根まで埋まっていました。これは大変だと、お父さんと二人は町中の人を呼び出して、お家の雪を除ける事にしました。どれぐらいの時間が経ったでしょう!やっとその人のお家の玄関口まで雪を除ける事が出来ました。すると直ぐに玄関が開きその人が出て来ました。
「びっくりしただ!突然大雪になって、閉じ込められただ。確か数日前にこんな事になると言っていただなどうしてわかっただ」と聞いてきたので、お父さんとベル二人は「迷いの森」は妖精達の聖域でこの町の大事な場所であること、妖精の大長老さんが怒っている事、伐採した人に森に来て謝って貰う事を説明します
すると
「そうだったか?この前は訳もわからず怒ってすまなかっただ!わしの名はゴロウと言うだ。」
と言い森に謝ってくれる事になりました。
まずは町中のみんなで森に行きました。
ベルとアイの兄妹は、大長老さんを呼び出します。
すると直ぐに大長老が出て来ました。
「おーぅ謝ってくれるか?」
とベルとアイ兄妹に問いかけます。するとゴロウさん
「今まで、知らず知らずに森を傷付けて悪かっただ」
「許して欲しいだ」と泣いて謝ります。すると
大長老は静かに二人に語りかけます。
「この世界の、自然は大切なんじゃ、わかったか?」
二人はそれをゴロウさんに伝えます。
ゴロウさんは、今日の日を忘れぬ為に、これからはこの町の記念日しようと町中の人に提案しました。
するとみんなは賛成し、今では町には無くてはならない町の行事となりました。その祭りの名は「ゴロウ祭」と名付けられ、末長く続きましたとさ!


小説のコメントコメント
この作品の著作権は、作者である 清ピン さんに帰属します。無断転載等を禁じます。


2020/04/07 01:16 清ピン



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