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ファンタジー/童話

『高校生のポセイドンとマーメイドA』

疾風著






そこで僕は驚愕した。
黄金の槍が立っていたからである。
光っているものの正体はこれだった。
僕は何か神々しい力を感じた。

その槍はトライデント。
神話の時代から、ポセイドン様、
あなたのものでございます。

驚いて振り返ると
そう言ったのはミサトだった。
ただ変化があるのは
瞳の色が青白く光っている。

ミサト?

私は海里ではありません。
ミサトは仮染めの姿、
私はマーメイドでございます。
そしてあなたは現世での
海王ポセイドン様なのです。

何を言ってるんだよ?

僕は訳がわからない。

あなたは地上を支配する大神ゼウス、
冥界の王ハーデス、
そして太陽神アポロンに
勝るとも劣らない
海王ポセイドン様の生まれ変わりで
ございます。
さあ、海の王者クジラから
しもじものヒトデに至るまで
海の生物たちがあなたをお待ちしています。
さあ、その槍、トライデントを
手にとってください。

トライデントは一度振りかざせば
海を割り嵐を起こすと言われています。

僕はよーし、と勇気を持って
槍を手にとった。
そしてトライデントを振りかざした。

何とみるみる津波が起こり
海が二つに割れ
まさに海道ができたのである。

さあ、行きましょう、
ポセイドン様の神殿へ。

マーメイド、しかしなぜ君は
僕を導いたんだ?

だってあなたは水槽の中の私を
連れ出して救ってくれたから。

そう言うマーメイドの海里の瞳は
涙に濡れていた。

そこで夢が途切れた。

何だ、夢かよ。

寝ぼけ眼で僕はつぶやいた。

そしてその朝僕は気づくのである。
金魚鉢の中のあの
七色の魚がいなくなっていることに。





小説のコメントコメント
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2019/05/25 18:45 疾風



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