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ファンタジー/童話

『お伽話の流星群』

千代華著



或るところに、ひとつの村があった

それは 都市や海辺から意図的に隔離されたかのように
ひとつ 山の中にあるのだ


自然に囲まれながら 
お伽話のような生活をしている彼らは
「星」を知らない。






いや 正確には、彼らは「星」を知ってはいるが、
見たことがないのである。
太陽が沈んだあとに村全体を夜闇が呑み込む。
そこには「星」も「月」も見えない。
科学的な理由はまだ分からないのである。

夜空には何もない と彼らが知ったのは
電気を引き、ようやく
外灯が夜を照らし始めた頃だった。




ときどき、気まぐれに村を訪れる旅商人たちは
彼らに言う

「星」を見たことがないだって? 
 信じられない

 あれは太陽のように情熱的ではないが
 また別の静かな美しさがある
 なんとかという星座にはこういう神話が… と。


村人たちは考えた。
事実、「星」は見えない。
何故か。
彼らは議論(というほど大層なものではなかったが)
を重ね、知恵を絞ったが
この小さな村では答えの見つけようがなかった。
「有る」ものは見えなければ意味がない。



行き詰ってしまった彼らの結論はこれだ。

「星」というものはつまり
お伽話のようなものなのだ、幻のようなものなのだ。

まるで継いで接いだような答えだが
これより真っ当に片づけられる答えはなかったのだ。

正直な人にしか見えないのかもしれない、
初めからそんなものはなく 伝説の話として
今まで伝わってきたのかもしれない。

少し並外れたような予測にも聞こえるが
大人たちは忙しい。
これ以上不毛な話し合いを続けるのは
非効率だと考えた。


小説のコメントコメント
この作品の著作権は、作者である 千代華 さんに帰属します。無断転載等を禁じます。

久しぶりです
お伽話チック(?)な世界観でつくっていこうと思っています
まだお話が始まる前の序章だと思って頂ければ幸い(^^
2019/05/02 22:13 千代華



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