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ファンタジー/童話

『サンタクロースパイ』

COLK著



皆、誰でも一度は憧れた事があるサンタクロース。果たして彼は実在するのか?これは、日本にいる、とある不思議な男の物語である。



霧河竜令きりかわりゅうれい。

彼は、

25歳の悩める、心優しい青年だ。





彼がしている仕事は、大手のおもちゃ会社

「Excitement Story」の販売業である。商品を扱い、

他人に勧めたり、プレゼンしたり、

作業をするのも掃除をするのも全て完璧。





朝も昼も夜も、いつでも上手く仕事を

こなしていた。部署は、係長。

給料もなかなか良くて、自分の欲しいモノに

使う時はいくらでもお金を使い、

貯金する時はいくらでも貯金をする、

お金の使い方までかなり上手く、かつ、

かなり個性的な使い方をする人間だった。





―いつもの仕事での様子―





別の社員が話しかけてくる。





「お〜い、霧河〜!」、

「ん?」、

「今日、居酒屋に呑みに行こうぜ!」、

「ん〜、楽しそうだけど、

僕、酒、あんまり好きじゃないし、

いつもだったら酒以外を楽しみに行くとは

思うけど、今日は遠慮しとく!悪いな!」、

「つれねぇな〜、何でだよ・・・」、

「やりたい事があるんだよ!」、

そうやって帰っていった・・・


翌日・・・・・・



2010年11月22日(月)。

ちょうど11月下旬なのだ。

霧河の会社は不定休で、その日、平日だが、

仕事が休みだった。最近は、「クリスマスセール」なんてイベントも、

始まるのが早く、11月下旬にもなれば、

あらゆる家庭の親子、あるいは、

小学校の、友達と友達の間で

「ねぇ、今年はサンタさんから何を

もらいたい?」、

「○○かな?」などという会話が良く交わされる。



霧河も、もう大人なのだが、幼い頃からずっと、今も変わらず、

「クリスマス」や「サンタクロース」が

大好きなのだ。それから毎日、彼は、

あらゆるところで、あえて地味な服装をして、

何でもない、まるでただの通行人≠装いながら、

誰かと誰かの会話や独り言から、子供達の欲しいモノを聞いて、調査、

まぁ、言ってしまえば、「盗み聞き」をしていたのだ。





15時40分頃、霧河は「流星小学校」という

小学校のそばに立っていた。





ある、少女と少女の会話が聞こえてくる。





少女B「ねぇ、今年のクリスマスプレゼント、

もう、何をもらうか決めた?」

少女A「決めたよ!」少女B「何もらうの?」少女A「私はワンちゃんが好きだから、

ワンちゃんのお人形さん!!」

少女B「へ〜!可愛いね!!」

少女A「うん!!」

少女B「でもサンタさんってさ、本当は

いないかもしれないよ?」

少女A「え?そりゃいるでしょ?もし、いないと思うなら、何でこんな事聞くの?」

少女B「ん〜、私もクリスマスプレゼントは毎年もらうけど、

いつもお母さんがくれるから」

少女A 「そうなんだ」

少女B「そうだよ。

お母さん、優しいから!!」

少女A「そうか〜」

そして、2人がそれぞれ別々の道を歩くところまで来たところで、

2人は、お互いに「じゃあね〜!バイバイ〜!」と手を振り合って別れた。そこで、

2人の後ろを歩いて2人の会話を聞いていた霧河は、「そうか〜、犬の人形か〜。

女の子らしいな〜」と思った。





霧河は、その後も

少女Aのあとをつけて、家に帰るところまで

見ていた。そして、少女Aは家に着いた。





「ただいま〜」

少女Aの母が「おかえり〜」と言った。そして、

自分の部屋に入った後、少女Aはその後、帰り道で友達に言われた事を考えていた。





「サンタさんか〜。確かに、私も今までサンタさんの姿を見た事はないから、

もしかしたらサンタさんは、本当はいないのかもしれないな」

初めてそんな事を思った。





「は〜。いなかったらどうしよう?まぁでも、どうせ、

まだまだクリスマスまでは大分時間があるからな〜」

その娘がそんな事を考えている間、霧河は、

スマホでその家やその周りの写真を撮り、

その娘の欲しいモノが何なのかを、手持ちのメモ帳と鉛筆や消しゴムを使って、

メモにとっていた。





(ふ〜ん、なるほど、良い家だな。ふむふむ。この娘が欲しがっているのは

犬の人形か。でも、犬が好きなら、何で

本物の犬を欲しいと思わないんだろ?まぁ、そこは良いか)

考え事をしながらメモをとった。





ついでに、別の家の周りでも、聞き込み調査を行った。あっちこっちに行って、

会話でもひとり言でも、

「クリスマスは〇〇が欲しい」という声が聞こえてこないか気になり、

あっちこっちでそういった言葉を聞き取る。





別の家の庭では、

別の女の子が「マフラーが欲しい」、そのまた別の家では、

またまた別の女の子が「マグカップが欲しい」などと言っていた。





「なるほど、女の子はオシャレなモノや可愛いモノが好きなんだな」、

霧河はそう言いながら黙々とメモを取っていた。他にも、

調査を進めていくと、ある家庭の男の子が

「グロリアスライダー≠フ変身セットが欲しい!!」と言っていた。





「なるほどね。特撮モノが好きとは男の子らしい。俺も昔、めっちゃハマったな」と

言いながらまたメモをとる。色んな家庭を見てみれば、「電車のおもちゃが欲しい」と

言っている子もいて、「剣のおもちゃが欲しい」と言っている子もいた。

(ふむふむふむふむ。なかなか皆、良い趣味してるな!)と思った。そして、そこで、

その日の調査が終わった。





(なるほどね。特撮モノが好きとは男の子らしい。俺も昔、めっちゃハマったな)と思いながらまたメモをとる。色んな家庭を

見てみれば、「電車のおもちゃが欲しい」と

言っている子もいて、「剣のおもちゃが欲しい」と言っている子もいた。(ふむふむふむふむ。なかなか皆、良い趣味してるな!)

そして、そこで、

その日の調査が終わった。自宅に帰った後、布団に入って、その日聞いた、子供達の色んな言葉を思い出した。

(やっぱり皆、カッコ良いモノや可愛いモノが好きなんだな〜)

小説のコメントコメント
この作品の著作権は、作者である COLK さんに帰属します。無断転載等を禁じます。

ある人間が毎年、盗み聞きで色々な子供達の欲しがっているモノを調査して、
自分のお金で色々なモノを買い、
クリスマスの当日に、サムターン回しなどのピッキングで、色々な家に入って
色々な人達にプレゼントを渡す。というストーリーです。

「サンタクロースパイ」は、僕が昔、 「「サンタクロース」は本当にいて、 彼は、きっとこうやって子供達にプレゼントを渡しているんだ」と 思っていた頃の思い込みを活かして書いた作品です。

この作品は、
他のさまざまなサイトでも投稿しています。

もし、
「最後まで読みたい!」と思ってくださったら
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よろしくお願いします。
2019/04/17 18:36 COLK



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