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『sandglass』

端山 夏著



1. glass bead
軽やかに揺れる黒髪が、朝日に透けた。
軽快なステップで、彼女は門をくぐる。
彼女の狙い通り、今日も1番にあの人がいる。
「おはようございます!天川先輩!」
元気に挨拶する彼女に、彼も笑顔で返す。
「お早う、相良」
その笑顔が、朝日と重なって眩しく見えた。
彼と彼女の、5分にも満たないふたりきりの時間。
それでも、こうやって言葉を交わすだけで、彼女の心は
満たされていた。
この時間が、彼女の幸せな時間ーーー14歳の、恋の物語

2. a piece of broken glass
「夕来は絵が好きじゃね。」
「絵画教室に通わせてみたらえいがやか?」
そう言われて連れていかれた田舎の小さな絵画教室。
「与那嶺夕来ちゃんじゃね?わしはここの先生の鷹野ちや。
宜しくね」
まだ幼かったけど、言われて描くのを好まなかったあたし。
「ほんなら、すずらん公園に行って好きなもがを描いていいよ」
駄々をこねるあたしに、鷹野先生は優しくしてくれた。
色んな所に行って、好きなもの綺麗なものをたくさん描いた。
「引っ越すの?何で?」
「お父の仕事やき、仕方無いのよ」
目の前が真っ暗になったあたし。
優しかった鷹野先生と、離れるのがなにより辛かったんだ。
ーーー
「与那嶺絵ェ上手いな」
「ありがとう。でも・・・」
目を閉じれば思い出す。
鷹野先生と絵を描いた日のことを、笑顔の鷹野先生が、
花に囲まれて眠っていたことを。


作品のコメントコメント
この作品の著作権は、作者である 端山 夏 さんに帰属します。無断転載等を禁じます。


2015/03/29 08:58 端山 夏



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