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『無性に自転車に乗りたくなって。。。おおもう一年たったか!』

ろんさん著




無性に自転車に乗りたくなって。。とうとう一年経過 ついにというかやっとというか冬になりました。
なんだかうまれて初めての感じです。冬が来たということが実感できます。
 この一年間あえて同じ場所を毎日触れてみてようやく分かりました。季節とは言葉ではなく実感としてそういうことかとです。この実感した違いを、感じた思いを、正直に、そして本当の言葉で記録したいと思います。
 ほとんど同じサイクリングロードを走り続けました。でも毎日毎日受ける印象というか実感が本当に違うのです。
 風の方向が東南から西東に変わった。いつから?急にです。
 風の冷たさが息が止まるほどの熱風から、大きく深呼吸したくなるほどの冷たく重い寒風に変わりました。皮膚を流れる大気の熱さが、30分間で1000lmの水分補給を必要とするほどの真夏の熱風から。二時間走っても水を飲みたくないくらいの寒風までの変わりよう。
 帰れば待ってるお楽しみの三杯の冷いジョッキにいれたチュウハイから、一合の熱燗の酒が恋しくなるほどの変化です。
 思い出せばいろいろな出来事が鮮明に浮かび上がリます。手足の無惨な傷跡を見ると、夏のはじめには半袖Tシャツ半パンで嬉しくって若草のなかをわざと走り回って、体中毛虫にさされまくりかゆみと痛みと傷跡が秋の終わり頃まで残ったことを思い出す。
 冬、同じ時間に同じ場所で夕日を見ると、はるか太陽が赤く沈む空の真下には富士山が見え、沈む太陽の時間と位置が徐々に変わっていくことが実感できた。
 春には無数の虫達が生まれ、道ばたの雑草の中を飛び回り、走る私にご挨拶をしてくれた。
 雨の季節には雨の中を自転車で走る楽しさが分かった。霧雨の小貝川のサイクリングロードを一人でいつまでもいつまでも走っているときに、これまでの人生で考えた何十倍ものことを考えることができた。
 夏がきたことは大気の熱さが教えてくれた。危険を感じることもしばしば。水の補給と糖分の補給が大切であるという当たり前のことが実感できた。熱中症も実感できた。
 そして急に秋になったのはやはり風の向きと気温だった。風が涼しく体mに触れ、汗を乾かしてくれた。太陽のでている時間がはっきり分かり、夕焼けが非常に美しくなっていく。短い夕日の時間だけど一瞬の輝きを、驚きを忘れることはできない。
 今冬の始まり。風は北風で強くなった。ときどき零下近くになり、それまで耐えていた植物達や動物も我慢できずに枯れていき越冬の準備を始めた。風景は急速に褐色の世界となり、水は澄み、青くなる。太陽はますます低くなり、眼の少しだけ高いところに見える。午後1時だというのに自転車に乗る自分の陰は長くなり、夏のころの夕方のようだ。
 そして肌に直接着たカシミヤのセーターを通して北風が汗を蒸発させる。乾ききった大気が好きだ。手の指のさきが痛いくらいの大気が好きだ。
 もう一年、生きて、サイクリングができ、季節の変化を見たい、実感したい。


作品のコメントコメント
この作品の著作権は、作者である ろんさん さんに帰属します。無断転載等を禁じます。

書いても書いても足りないくらいの感動の一年でした。
生きていてよかった、もう一年生きていたい!

そんな気持ちになるなんて、本当に不思議です
2014/12/09 18:56 ろんさん



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