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『繰り返される死』

鱈子著



「キャッ!!!」

「美咲!っ‥‥!」

私は、修学旅行で来ていたインスタ映えする崖で、落ちた。

スマホの時刻は、3時34分を指している。

莉愛に、この時刻をちゃんと警察に行ってもらわないとな…

あそこにいる幸せそうな女の子…あの子が落ちなくてよかった…

あそこにいる嬉しいそうな男性…あの人が落ちなくてよかった…

「もごもご…莉愛…!」

「美咲!今ボートだすから頑張って!!!」

莉愛はボートを探しに行く。

「グッもう…無理…」

「美咲ーーーー!!!」

私は、海の中に潜り込んでしまった。
もう、私の人生は終わってしまった。
神様、今までの人生をありがとう。
私が沈んだところは、少しだけ、赤くなるんだ。

「美咲!危ないよ!も〜みんなのとこかえろ!先生に焼き増してもらおう!」

え?え?え?私・・・沈んだんじゃ…

「い、今!」

「へ?」

「い、今!今何時!?」

莉愛がスマホを見る。

「3時33分。あ、アレクサの電波死んでるww」

嘘…時間が…戻ってる…?

『ドボッ』

「キャーーーーーー!!!」

女の子が!!!

「わたしみたいになっちゃダメ…!」

『ドボッ』

「莉愛!ボート用意して!!」

「えっえっえっう、うん!!」

私は女の子を抱える。

「大丈夫!?今ボート来るから!」

「ウッウッ…お母さん!!!」

泣いちゃった…莉愛まだかな…

「ボートがない!!!どうしよう!!!」

莉愛!!!もうシャチが1km先にいるのに!!

「キャ―――――――――――――――――――――――――!!!」

私と女の子のところだけ、赤くなる。


「美咲!危ないよ!も〜みんなのとこかえろ!先生に焼き増してもらおう!」

また…

誰か…絶対に落ちるんだ…

「お母さん、崖に何かいるよ?見てきていい?」

さっきの女の子!!

「ダメ!」

女の子とその家族さんは、びっくりした顔でこっちを見た。

「そこに立ったら落ちちゃうよ!」

「あ、ああ、そ、そうね!香菜、もう帰ろうか!忠告ありがとうね!じゃあ…」

女の子と家族さんは、帰っていく。

「莉愛、念のためボート用意して。」

「う、うん。」

浮き輪のボートを自慢の早吹きで膨らます。

「それ、その辺に置いといて。」

あそこにいる男性、何してるんだろう。。。

「俺は、この海を見るために貯金を貯めてきたんだ。こんなのところで死んだりしたら、たまったもんじゃないよな。」

死ぬのを嫌がってる…

「風強いな…うわっぎゃーーーーーーーーー!!!」

「莉愛!ボート!!」

「うんっ!」

莉愛がボートを海に投げる。
ちょうど男性のところに行った。

「大丈夫ですか!?」

「はいっ!」

男性は、ボートを漕ぎながらボート停留所へと向かっていく。

「助かった…ありがとう!ありがとう!」

男性が助かってよかった…

「よかった…あ、もう少しでバスが来てしまう。連絡先を教えてくれないか?」

「はいっ!LINEでいいですか?」

私はLINEを交換して、男性を見送る。
スマホの時刻がふと目に入る。

「…3時…34分…」

「キャーーーーー!!」

莉愛の落ちたところが、赤く、染まった。


私は、その場で、泣いた。

作品のコメントコメント
この作品の著作権は、作者である 鱈子 さんに帰属します。無断転載等を禁じます。

エッセイではないですよ!
私の作ったただの物語です(´∀`)

2020/07/19 12:00 鱈子



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