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『娘の部屋に盗聴器が仕掛けられていた。通報は明日にして、娘の部屋に父が寝たら…。』

スカッと体験談著



部屋に盗聴器が仕掛けられたと娘が相談してきた。

初めは電化製品のコンセントか何かを勘違いしたのかと思って「勘違いじゃないのか?」って聞いたんだけど、

「だって見るからにザ・盗聴器なんだもん。見に来てよ。」

というので見に行ってみることにした。

壁のコンセントに電源タップが刺さってて、でかいし分厚いし色が汚い。
しかも、二口潰して二口に拡張するという謎設置。
そもそも刺さってるのが延長ケーブル一本だけ。
確かに、これで盗聴器じゃなかったら逆にびっくりなザ・盗聴器だった。

いつ気がついたのかを聞くと、カーテンを冬用に変えた時には無いと。
窓には鍵をかけているし、誰にも部屋には入れていないという。

そっと窓を開けてみると、くっきりとスニーカーの跡が残っていた。
プランターで栽培していて、掃除していなかったのがうまい方に転んだ。
とりあえず足跡の写真を撮って、今思えばすぐに呼ぶべきだったのだが「もう遅いし、明日でいいか」と思って、明日警察を呼ぶことになった。

娘には嫁と一緒に寝てもらって、念のために俺が娘の部屋で寝た。
なんとなく盗聴されるのが嫌だったから、新聞紙をくしゃくしゃにしたものを被せてミニ扇風機の風を当てて常にガサゴソ言うようにしておいた。

夜中に「カシャ」っていう音がして目が覚めると窓が開いて、黒い革手袋を嵌めた手が伸びてきたので握手みたいな感じで掴んだ。

「ふんぐるどひゃうぇえ」

って感じの悲鳴が上がって、窓で相手の腕を挟むように押さえて手を握りしめつつ警察を呼ぶように叫んだ。

相手が必死に暴れた結果、手袋がすっぽ抜けて逃げられてしまった。
が、犯人は隣の家のベランダに移ろうとして失敗し、1mちょいの隙間に落下して動けなくなったところを警察に捕まえられた。

右手で窓の鍵をこじ開ける器具でざっくりと切って、左手を窓で挟んでゴリゴリされて怪我してベランダを掴めなかったらしい。

犯人は隣の家の息子さんで、盗聴器の調子がおかしいから一度回収して調べようとしたらしい。

隣の息子って言っても、アラフォー近いおっさんだよ。
バツイチで出戻りしてきた近所の悪ガキ的なイメージが強いおっさん。

昔は「にいちゃん」って呼んで後ろをついてくるなんていう可愛いところもあったけど、改めて顔を合わせると可愛いの「か」の字すらない。

しかも、怪我をしたのは俺のせいだから治療費払えとか言ってきた。
隣だし、昔からの知り合いだから大ごとには出来ないと思っていたが、今回は全力でぶっ叩くことにした。
雉も鳴かずばだよなぁ、と思ったよ。

息子の方も窓をこじ開けた器具について
「対策してないサッシなんて今時どこにも売ってない。
 対策してないんだから自業自得。」
とか言ってきたので本当に親子だな、と思った。

隣のサッシも対策をしていないやつで、それで練習をしてたらしい。
人のこと言えたもんじゃないよね。

作品のコメントコメント
この作品の著作権は、作者である スカッと体験談 さんに帰属します。無断転載等を禁じます。

そもそもおっさんが犯罪を犯そうとしなければ怪我もしなかったので本当に自業自得ですね。
娘さんが被害に遭う前に気がついてよかった、お父さんナイスです!!

住居不法侵入、器物破損、窃盗罪(盗電)、盗聴器の違法設置とか色々罪状がありそうですね。
2019/02/21 02:01 スカッと体験談



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