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『離婚した元嫁がお金を借りにきた。情があったので通帳を渡したが、実は…。』

スカッと体験談著



俺は離婚していて、娘と二人で暮らしている。
元嫁の消費癖にはいつも悩まされていたのだが、離婚の一番の決め手は浮気だった。

離婚当初は別れる際の慰謝料だとかそういうものについての知識が全く無かったものだから、「親権は渡すから代わりに財産を半分よこせ」と言われ、間男と嫁に俺の財産の半分以上を持っていかれた。
それで娘を諦めてくれるのであれば安いものだと思ったのもあった。

実家で両親たちと暮らし、離婚した時に娘が幼かった事もあって、母親がいなくても温厚で優しい娘に育ってくれた。

子育てに仕事、一生懸命に働いて、元嫁に持っていかれた分も稼ぎ直した。
娘の進学などに割り当てられるお金が貯まって嬉しかった。

しばらく経って、元嫁から「一度でいいから会いたい」と連絡がきた。
娘は「一度家族を裏切ったような人間には会わなくていい」と猛反対。
俺はまだ少しは情が残っていたので元嫁と会うことにした。

久々に会った元嫁は以前のような姿ではなく、やつれてボロボロだった。
結局間男とはうまく行かず、職を転々としているという。
「なんでもしますから、以前のような夫婦に戻りませんか?」
と言われたが、「娘はもう会いたくないと言っているから」と断ると元嫁は号泣し、謝り続けた。

せめてもの情けに元嫁に少しだけお金を渡すことにした。
口座番号と通帳を教え、元嫁は「半分だけ下ろすね」と言った。

家に帰って娘に伝えると、娘は泣きじゃくった。
「お父さん正気!?おかしいんじゃない??」
とあんなに怒った娘は見たことがなかった。

元嫁に電話してみたものの着信拒否をされていた。
「ほら見なよ!」と娘はさらに怒った。

「大丈夫、あの通帳には200円しか入ってないから。」

娘はポカーンとしながら俺を見上げてた。
元嫁に渡した通帳、実はとっくの昔に全額下ろして別の口座に移し替えたものだった。
大金が振り込まれてる時のまま、記帳し忘れていたものだったから、きっと今頃元嫁はびっくりしているところだろう。

すると娘は泣きながら笑い始め、俺の母親には
「自分のだらしなさを武器に使うとは…」
と真顔で言われてしまった。

200円くらいあればカップ麺くらいは買えるし、これくらいで縁が切れるならいいと思っている。

作品のコメントコメント
この作品の著作権は、作者である スカッと体験談 さんに帰属します。無断転載等を禁じます。

家族を裏切ったのですから当然ですね。
元嫁は200円の半分…100円を下ろしたのでしょうか??

きっと何万も入っていると思っていたのでしょうね。
その時の元嫁の表情が目に浮かびます。
2019/02/03 22:57 スカッと体験談



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