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『喜びって何 幸せって何』

雪羽 優音著



俺は工藤 雅樹。今年26歳になった。正確には今日なった。
会社の同期がこんな俺の誕生日を笑顔で祝ってくれている。とても嬉しく思う。十年前の俺は誕生日何てなかったも同然だっただから今がとても幸せだ。あの頃の俺は幸せなどほど遠い感情だったから

26年前俺が生まれた1月7日。その時俺の母さんは俺が無事に生まれてとても嬉しく思ったようだ。母さんが上品に気のように強く生きてという思いを込めて俺を雅樹と名付けた。
俺の記憶には無いのだが父と母は俺に沢山愛情を注いでくれた。 それを知ったのは俺が成人する少し前のことだった。
そして、母の人生を狂わす出来事が起きたのは俺が生まれて一年半のことだった。
海外へ出張する父が乗る飛行機が墜落し機体や乗客もろとも吹っ飛び生還者は居なく幸いにも全員即死だったらしい。
その墜落事件の原因はテロだった。その事故はテレビに映るほど大きなことだった。そのニュースを見たとき母は倒れるように座り込んだそれからのことは早かった。
一本の電話が鳴り母は慌てて俺を抱き上げ病院へとむかった。
その後はトントン拍子で進んだ。葬式が始まり骨だけにしお墓にいれる。
そこから俺と母の人生が変わった。
父が亡くなったことなどお構いなしで泣き続ける俺を見てまだ父の死を受け入れていない母はどんどん病んでゆき育児ノイローゼになってしまった。
一歳半の俺を叩いた。そしてその後俺への虐待?はエスカレートした。泣いたら首を絞められる事も少々ありとても過酷だった。
2年の月日が経った。四歳の誕生日を迎えた。でもプレゼント等は無くただ精神的苦痛の罵声を浴びせられた。俺を産まなければ良かったとか何でこんなやつ産まれたんだろとか父似でイラつくとか今でも頭に残る程あの時の言葉はトラウマになった。
それからまた、2年が過ぎて六才。小学生になった。ランドセルは母が買ってくれた。そのランドセルは母からの最高のプレゼントだった。俺は母が変わったのかと思った。けれどそれは違かった。
今思うと虐待を周りにバれぬようにするためだったのかもしれない。けれどあの時は母との距離が少し縮まったような気がした。
でもそれは勘違いだった。母はやはり暴行を俺に加える。でも俺は母に抵抗しなかった。本能で勝てないと悟ったのかもしれないが俺の唯一の家族であり母親だったから。3年の頃先生に呼び出されて虐待を受けているのではないかと先生に聞かれた。けれど俺は嘘をついた。 
「いいえ。最近木に上って落ちたから多分その時頬に傷がついたんだと思います。」
話せば良かったものの俺は母を庇った。施設に入れられるのかもという不安も何処かにあったのかもしれない。

そして色々ありながら小学校を卒業した。勉強に遅れているわけでもなく優秀なわけでも無くただ普通の生徒として卒業した。

けれど事件は起きた。
中学2年の中間。小学校の俺の元担任が警察に母を児童虐待として警察に通報した。
いきなりの出来事だった。授業中に教頭が俺のクラスに来て
「工藤くん帰る支度をしなさい。」
と突然言われた。
俺は言われた通りに支度をし家に向かった。家には沢山のパトカーと沢山の警官がいた。
俺は唖然とした。すると一人の警官が俺の方に来た。そして 
「虐待されていたんですか?」
そう一言いわれた。俺はいつものように
「いいえ、虐待など受けていません。」
そう答えた。すると警察官は
「わかりました。お母様にも聞いてみます。別に庇わなくても良いのですよ?雅樹君。」
俺は少し迷いが生じた。もし話したとしても俺はまだ未成年だから施設にいく事になってしまう。それに母さんが自白する筈がない。そう思って
「わかりました。母さんに聞いてみてください。」
こうして母さんは警察にそして家には元担任と俺だけが残った。
俺は元担任の方に行き、うつむいたままといつめた。 
「何で通報したんですか」
先生は、
「虐待があれば通報しなきゃ、そう思ったの。薄々気付いてた。だから通報した。でもこの事を黙ってたら貴方に辛い思いをさせてしまうと思ったの。」
沢山の俺の思いが込み上げた。けどそれをすべて飲み込んだ。
そして2日後に電話が来た。警察からだった。内容は母さんが虐待を認めたこと俺は何故母さんが虐待認めたのかが気になった。
でもその理由を知ることはなかった。
それから俺は施設に送られて18歳まで過ごした。
それから20歳の頃に普通の会社に就職し今この時まで
     生きてきた
母さんを憎む気はない。寂しく辛い幼少時代だけとすべてがすべて悪い訳ではないから。だから俺はこれでいいまだまだ俺は26これからだってある、これから俺は幸せになっていけばいい。
母さん、空の向こうで父さんと仲良く元気にしてますか?


作品のコメントコメント
この作品の著作権は、作者である 雪羽 優音 さんに帰属します。無断転載等を禁じます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
良ければコメント下さい。

制作者 不思議ちゃん☆
制作時間 1日半
※この話は私の妄想です。
2019/01/08 13:39 雪羽 優音



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